第3分岐 ifのための対価

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家に着いたのは深夜4時 もう朝だ。 家の扉を開けると妻の咲世子がいた 「あっおかえり!」 咲世子は嬉しそうに言う。 これからこの笑顔を壊すのか… 本当におれは最低だ… 上着を渡して、リビングに向かう。 今日は離婚の話しはやめよう 学校も辞めないとな 家か… 家はどうやって無くそうか とりあえず 学校だな。それはすぐにでも どうにでもなる。辞表くらいだと ダメだろ。再就職とかなんとか 言われるだろうし 「どうしたの? 顔色わるいけど… 大丈夫?」 咲世子に言われる。 そんな深刻な顔をしていたのか? どっちにしても 疲れた このまま学校に行くのはしんどいな… 仮眠をとろう いや、寝るのはやめよう おれはiPad Airを取り出し いろいろなアプリを落とす。 電波がなくても使える物ばかりを落とし iPadの容量を埋める。 あっちにもって行くものとして iPadと充電器は2つになるのか? そんなことを思いながら準備を進める。 そんなことをしていると朝が来た 「新くん!朝ごはんできたよ」 咲世子の声がする。 食卓に向かうと トースターと味噌汁、 あとは目玉焼き、ソーセージが並ぶ 「パパ、おはよ~」 子どもたちが起きてくる 「おはよ、着替えておいで」 はーい、と返事をして着替えに行った。 子どもたちが着替えて、戻って来た頃 ご飯を食べ終わり、家を出ようとしていた 子どもたちはリビングから いってらっしゃーい、と手を振っている。 咲世子とキスをして家を出た。
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