第3分岐 ifのための対価

25/33
前へ
/171ページ
次へ
放課後… 部活が終わり、生徒達は帰って行く中 「よしっ!やろ!先生」 部活終わりなのに元気だね… 軽くストレッチと体操をして ボールを持つ 「今日はなにするんだ?」 とボールをクルクル回す 「今日は1on1がしたい! 試したいことがあります それで どっちが勝つか賭けがしたい」 おれに勝ったことないくせに でも好都合。 「いいよ。おれに勝ったら 夏奈の彼氏になってやるよ」 絶対に負けない自信から 上から目線の発言。 それなのに夏奈は目を輝かせ 「いったね?約束だからね?」 と言って、スイッチが入る。 お~こわっ、 スイッチが入ると目が怖い 夏奈の動きを見て 右、左、フェイントが入って 右か! 足を一歩踏み出す な!これもフェイントか! 体勢が崩れ、後ろにこけそうになる。 これはアンクルブレイク。 でもこれなら とっさに後ろに飛ぶ、 左手をついてバク転の様に回り 体勢を整える。 「あ、あぶねー、抜かれるかと思った」 思わず声が出た 「ちっ」 と夏奈が舌打ちをする。 バスケのスイッチが入ると見境いないな… なら 「隙あり」 ボールが地面につくと同時に動く そのままボールを奪い去る。 「あ!!ずるいずるい!」 なにもずるいことしてませんけど? おれはこの手のディフェンスが得意だ 昔、よく尊と1on1してたからな
/171ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加