第3分岐 ifのための対価

27/33
前へ
/171ページ
次へ
〈ガタッ〉 体育倉庫の方から物音がする。 2人でビクッとなり、ボールが落ち 転がってきた。 ボールが落ちただけか… あービックリした。 こんなの見られたやばいからな… そのあと2時間ほど自主練に付き合い 夏奈を送っていく。 家まで送るのは気が引けたので 近くまで送り、 「三神先生、ありがとー」 とキスをして、夏奈は車降りた。 一回キスをしたら恥じらいがなくなるのな さて、帰るか 離婚届を書き、それをカバンにしまう 車を出し家に帰る。 到着、気が重い… 家のドア開ける 「おかえりなさーい」 子どもたちと咲世子が出迎えてくれる。 「ただいま」 と言って家の中に入る。 家族団欒でご飯を食べ、お風呂に入る 子ども達が寝静まった頃 夫婦の時間がくる 咲世子がお酒のおともを作り テーブルに並べ、2人で晩酌をする これ三神家の日課だ。 お酒を飲み、何気ない話しを咲世子していると 携帯が鳴る。 夏奈だ。 珍しいな… いや、今はそれどころではない。 携帯を置くと 「みないの?」 咲世子に聞かれ 「大丈夫、それより話しがある…」 ソウ ダイジナハナシガ……
/171ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加