第3分岐 ifのための対価

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そう言えば夏奈からの連絡を忘れてた なんだったのだろう? 内容見る あれ?LINE増えてる… 《明日は勝つからね! 明日もよろしくお願いします》 が1時間前で 《先生!助けて!》 た、助けて?なんだ? 夏奈になにが? 時間を見ると3分前! 《どうした?》 急いでLINEを返す 《どうしよ…ゴキブリが出た》 とLINEが返ってきた。 いやいや!やめろ! そんなLINE!ビックリするわ と1人でツッコミをいれていると 〈~♪♪♪〉 携帯がなり、画面を見る。 だいたい予想はつく、 やっぱりか、夏奈からの電話だ 「もしもし?」 出る 「三神先生~~! お願い!ゴキブリを退治してください~! もうほんま無理!気持ち悪い!」 電話越しでもわかるくらい泣いている 「遠慮しておきます。 親御さんがいるだろ? そっちにたのめばいいのでは?」 正直、ゴキブリはおれも戦闘したくない。 実は虫全般無理な人間です… 「あっ、先生知らないんだ… あたし、一人暮らししてるんです だから退治してほしいです! 本当に、本当!1人なんですぅ~」 高校生が一人暮らしか 親御さんも思い切ったな しょうがない… 「わかった、行くから 騒がずに家の前で待ってろ」 と言って電話を切る。 今日送った付近までタクシーで向かう。 降りて行ったのはこの公園だったと 思うんだけど… と思っているとブランコに乗っていた 女の子が近付いてきた。 夏奈だろうな… うん、夏奈だ 「先生遅いよー! ほんま気持ち悪い! 早く退治してください」 服の袖を掴んで部屋まで引っ張られる 部屋に入り、指差す法に行くと うん…キモチワルイ… テカテカの黒い物体がいた
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