第3分岐 ifのための対価

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覚悟を決め、大量ティッシュを持ち 物体Gを掴みに行く。 掴んだ瞬間、全身に鳥肌が立つ。 握りつぶし、袋にいれ近くのコンビニ捨てた。 キモチワルイ… 「先生ありがとー」 夏奈は飛びつき、喜んでいる。 「じゃあ、おれは帰るから 明日、遅刻するなよ あっ!この辺って漫画喫茶とか とまれるようなとこあったっけ?」 また市内に出るのは面倒。 この辺にあればラッキーなのだが… 「え?あるよ?なになに? 家出してきたの?ww」 あるみたいだな。 それにしても嬉しそうだな 夏奈はシャツを掴み 「あたしの家に泊まればいいじゃん!」 いや、離婚したばかりで さすがにそんな気にはなれない 「やめとく」 と言ってシャツから夏奈の手を取り 行こうとする。 「なんで?そんなにあたしって魅力ない?」 なぜその発想に? 「そうゆう意味じゃない 今日、離婚したからさ… そうゆう気分になれないだけだ」 なんでこんな事を話したのか… 結構こたえてるのかな…? 「そうなんだ。 でもなおさら泊まっていけばいいじゃん」 夏奈は引き下がらない。 泊まってなにもないわけないし 正直、いまは誰とも関わりたくない。 どうせ、おれはいなくなって 関わる人間を悲しませる。 そうならないように、立ち回ってるのに 意味がなくなる。
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