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翌日朝食を食べていると玄関のインターホンが鳴った。
なんと仕事を早退してアリスが戻ってきたのだった。
「仕事を上司に押し付けてきちゃったわよ」
そう言いながらアリスはコロコロと笑う。
「着の身着のままで来ちゃったから、明日には帰るけどね。トムも明日の昼「ひる」には出発するんでしょ?」
「うん、その予定」
久しぶりに会うアリスはとても大人びて、化粧をしているのが新鮮だった。
「その前に服を買いに行くんだ、アリスも行くだろう?」
「やだ、そうなの?行く行く!」
マイケルが余計なこと言うものだから、買い物は長引きそうだなとトムは思った。
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