第2話

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「なに、自分でJKとか言っちゃっているんだよ」 後ろから声がかけられ、振り向くと、幼馴染の佑が立っていた。 「いいじゃない事実なんだから」 真里が言い返すと、佑はこちらを向いて問いかけた。 「おまえ、まだあいつのこと好きだったんだな」 「いいでしょ、ほっておいて」 佑の言い方が腹立たしくて、顔を背けた。 佑は幼馴染で、海斗とともよく遊んでいた。 最近はバイト先に近づかないが、学校ではよく話しかけてくる。部活がサッカー部だから、やはり運動部は忙しいのかもしれない。 「こいつのことは気にしないで、作戦たてるわよ」 「やっぱり、やるの?」 「当たり前じゃない。まずは見かけから」 ニコニコしながら、真里はバッグからポシェットを取り出した。
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