短編

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彼女はどうしてる? 空を見ながら考える。 10年前 「ねぇ、優生。」 「ん?」 「私と付き合って?」 「は?」 「だから付き合ってよ。」 「それってどう言う意味?」 「どう言う意味って……、分かりなさいよ。」 「分からない。」 「その、貴方が……好きなのよ。」 照れた顔で彼女は言う。 「ふふっ、いいよ。」 「な、何で笑うのよ!?」 「可愛いと思って。」 「う、うるさいわね!」 「ふふっ。」 彼女といるこの時間が幸せだった。
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