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「レンタル家族」は、亡くなった人の人格の情報をAIチップの技術で読み取り、亡き人とそっくりの人間をレンタルする。そんなお話です。
自分で書いておいて言うのもおかしいですが、執筆が難しい作品でした。
亡くなった人が蘇って戻ってくるのではなく、亡き人にそっくりな別人をレンタルする。亡き人にそっくりだが、亡くなった人そのものではない。その微妙な心理描写にいつも悩みました。
そんな時に担当の編集者様から言われたのが「身近な人が亡くなってしまった人たちに向けて、この小説が救いになれば」という言葉でした。
私はこの言葉に衝撃を受けました。
それはかつて、私が葬儀会社に勤務していた時の志と非常に似ていたからです。
続きます。
長くて本当にすみません。
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