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私は寝たふりをして、こっそり聞いていました。
パパにはいつも、嘘やかくしごとがばれてしまいます。なぜなのか、ママにもわかりません。
パパの話では、どんな秘密でも、嘘でも、悪い人はかならず見つけ出してやっつけるかみさまがいるそうです。
かみさまは、いつもパソコンにかくれているから、お手紙を書いて送るといいよと、教えてくれました。
パソコンも使っていいよ。
ゆっくりおやすみ、パパの天使さん。
そう言って、優しく私の頭をなでて、パパは仕事にいきました。まだ真夜中でした。学校へ行きたくなくて、泣いていた私がまだ起きていたことを、パパはやっぱり、わかっていました。
私はこっそり起きて、パパの部屋へ行き、パソコンをひらいて、かみさまへお願いを書いて送ることにしました。
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