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舐めしゃぶっていた指が、ゆっくりと後孔へと埋まっていく。長い指が狭い部分を押し分けて進み、捻りながら出入している。
気持ちいい。これがずっと欲しかった。どこまでも優しく、どこまでもゆっくりと焦らされて熱くなっていく。理性が切れそう。「好き」と「気持ちいい」だけに支配されてしまう。
「シウスぅ……」
「今日は随分と甘えん坊じゃ。それとも、これが偽りないラウルかえ?」
「んぅ、好き……大好き、です。貴方じゃなきゃ、僕は駄目なんです」
「嬉しい事を言ってくれる」
指先が硬くなった部分を撫で、押し上げていく。一気に血が登って、あられもない声で喘いだ。ビクビクと不規則に体が震え、キュッと内壁が収縮する。内側を探る指が、それでも尚弱い部分をクリクリで転がす。
「あぁ! だめぇ、イッちゃう! だめです、シウスぅ!」
「欲しがりのラウル、イッても良いよ。今日は一度でなど終わらせぬ。明日はクラウルに言って休みを取っておいた。存分に乱れて良いよ」
「あ、うそ……あぁ!」
知らぬ間にそんな事になっていたなんて。気持ちよさに羞恥が混ざって更に訳がわからなくなる。
トロリと香油が垂れ、二本目の指と共に飲み込まれてゆく。より確かに広がった後孔はそれでも痛みを感じない。それ以上に抉られるように内を犯される刺激がたまらない。
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