思い出(シウス)

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「はい、シウス様」  自然と体は軽く感じる。差し伸べた手を握るラウルが、ほんのりと頬を染めている。多くなど望まない、だからどうか奪わないでもらいたい。  シウスは願い、教会を後にした。
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