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「そのついでに何故、元気をなくしてるか吐き出してみては?溜め込んではお肌に悪いですよ」
伊織先生は、うんと小さく頷いた。
「薫蘭風ちゃんとうまくいってないの?」
俺だって少しは心配だから立ち入ってみた。
「ううん。薫蘭風は家中、綺麗に掃除してくれるし、料理もしてくれて、味も美味しいし、だったら勉強教えようかなって思ってもちゃんと勉強するし、とてもいい子なの……」
「じゃぁ、なんで伊織先生、元気ないの?」
「だって、薫蘭風いたら、女の子連れ込めないじゃーん!ファンの女の子酔わせて連れ込んで介抱して楽しむことも出来ないのよーー!」
……最低だ。
ちなみに伊織先生は、女子だからね。女の子大好きのへんたいさんだけど。
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