東京事変 Ⅰ

登場人物

◆比留間康介(24)
12歳で北朝鮮に拉致され、爆弾工作員として育てられた。やがて海斗に出会い、脱北者として韓国からロシアに渡る。逃げ回るなかでも爆破事件を引き起こし、爆破が自衛の行動になっている。

◆南 海斗(24)
北朝鮮に渡った詳細は不明。康介の逃避行に付き合い、爆破行動にも他人事。共同生活のなかで生計を立てるために都内の喫茶店で働いている。過去に詐欺の経験があり、口が上手い。

◎藤野美紀…(28)
探偵事務所のなかでもエリートであり、警察学校で訓練を受けたため体術にも長けている。極秘捜査で比留間康介を尾行するが爆破に巻き込まれ見失う。その後、別件で神崎尚の護衛を任される。

◎神林 隼人…(40)
藤野が勤める探偵事務所の所長。FBIの知り合いから『比留間康介』の極秘任務を依頼され、藤野に与える。

◎神崎 尚…(16)
大手企業の社長令嬢。生意気で、甘やかされて育ってきた。母の浮気から、相手の妻に『復讐』として 理不尽にも命を狙われてしまう。

◎神崎 瞳…(36)
大手企業の社長婦人。企業で開催したパーティーで知り合った伊勢崎と不倫関係に。しかし、伊勢崎の妻が依頼した殺し屋により伊勢崎と共に殺害される。

◎神崎一輝…(45)
大手企業の社長。妻の不倫が発覚し、相手の妻が依頼した殺し屋により妻を亡くす。その後も『娘の命を狙う』と脅されている。

◎伊勢崎佳江…(42)
品行方正で誰もが尊敬する女性。その裏では執念深く、夫と浮気した神崎瞳を殺害したあとに その娘を狙っている。

◎伊勢崎則夫…(52)
不動産会社の社長。企業パーティーに招かれ、そこで神崎瞳と不倫関係に。しかし妻の依頼した殺し屋により、瞳と一緒に殺害される。