第四話

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… 薄緑の屋根に目を移すと、裏側から燦々と太陽が顔を覗かせた。その光があまりに眩しすぎて、目をそらしてしまう。 「しばらく、ここにいていいからね。困ったね。お姉ちゃんと連絡つかないんじゃ」 朱里花は苦笑いしながら頭を下げた。 振り返れば「ごめん」って眉を寄せて申し訳なさそうな顔をして姉が来るような気がするのだが、それより先に叔母が迎えに来た。 打ち上げが終わってから、友達も付き合って待っていたがとうとう一時間経つと帰ってしまった。お店の人が電話を貸してくれたが繋がらず、やむを得ずに叔母に連絡するしかなかった。
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