深空くんの青いピアス

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……ホントに?嘘みたい。 きっと、 この学校で誰も知らない深空くんの秘密の一部を 共有してしまったようで、ドキドキする…… 「……い、いいの?私がもらって……」 「いいよ。 ……似合いそうだから、あんたも」 深空くんの前髪の奥の瞳が、 真っ直ぐに私を見て。 深空くんはまた小さく笑って、 椅子を引いて腰かけると、 先程みたいに机に伏してしまった。 「あ…」 そのタイミングで、 クラスメイト数人が話しながら教室に入ってきた。
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