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「彼は彼で嫉妬しますけどね。問題は多分それじゃなくて、俺が何でもかんでも嫉妬してしまうほうがうざいって思われてますね」  詳細を語らずとも江幡は悟ったようで、ああ…と何か納得していた。 「じゃあ嫉妬をやめたらどうだ」 「みんなそれ言いますね。いや、やめたいんですよ。でもやめられないんですよ。どうしたらいいですか?」 「一、出家し、修行に出て無我の境地で煩悩を捨てる。二、精神科で催眠療法及び催眠術をかけて洗脳してもらう。三、ロボトミー手術的な脳内手術を受ける。四、別れる」  いきなりぶっ飛んだ解決策を提示された。 「出家すると特捜部にはいられなくなるんで無理ですね。ロボトミー手術ってこれ今の日本で禁止されてるやつなんでできないですよね。でもこれやると前頭葉いじっておとなしくなるんですよね。最後の別れるってのは一番したくないんでナシで」 「となると現実的な線は催眠術か」 「退行催眠ですか。幼少期にまで遡ってトラウマ除去してもらうやつですか」 「おまえに最も適した治療じゃないか」  というか嫉妬抑えるために治療までいくんだね。俺ってまじで重症患者だったの。やばくない?
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