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「あれ?まや、お前一人?」
「うん、仕事でね、トラブったみたいで今日は帰れないってさっき電話が…」
「えっ、じゃあ俺とお前と二人で飯食うのかよ。」
「そういう事だよね…止める?」
「止めるっつったって…」
とリビングのこたつの上に用意された土鍋に目をやる圭くん。
山盛りの白菜がデーンと出番はまだかと待ち構えている。
圭くんは少し黙って考えてたけど
「まっ、いんじゃね?明日、お互い仕事休みだしとことん付き合ってやるよ。お前、怖がりだから今日寝れねーだろ、一人で。」
と言ってニヤリと笑う圭くん。
うわっ。
久しぶりに見た圭くんのイタズラっぽい笑顔に一瞬、見惚れてしまった。
いかんいかん!
何考えてんのよ私。
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