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私と圭くんはいつも圭くんのお家で遊んでいた。
もちろん、圭くんのお家には新しいおもちゃがたっくさんある。
だから圭くんのおもちゃでいつも遊んでいるうちに私もいつの間にか男の子のおもちゃで遊ぶ方が好きになっていた。
リカちゃん人形なんて夜に見ると怖いし嫌い。
ニオイだってネギみたいな臭いするし。それにかじると変な味がするんだから。
とミニカーで遊びながら圭くんに話す。
「ふうん。」
と私の話に全く気のない返事をしていた圭くんが突然言ったんだ。
「マヤ、ちゅうちゅうごっこしない?」
なに、それ?
マヤ、ちゅうちゅうごっこわかんない。
すると圭くんが
「マヤ、そこにねてみて。」
って言う。
言われた通り寝転がる。
「ちがう。マヤ、うえむくの。」
いつもママと寝るときみたいに横向くと圭くんに注意された。
そして言われた通り上を向くとなんと圭くんは私の上に乗っかって、そして恐る恐る、私の唇に自分の唇をくっつけた。
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