手合わせ

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「まさか、私の『窒素装甲』が貫かれるとは超思いませんでした。」 「きぬはた。大丈夫?」 「えぇ。傷自体は超たいしたことありません。」 「身体を痺れさせた電気は地面に手を着けば、抜けるから。」 パァァァ・・・ 黒髪のおかっぱヘアーにジャージ姿の少女、滝壺理后にそう答えながら包帯を巻いて止血する絹旗に対し、狩矢はそう言いながら変身を解く。 「なるほど・・・流石は上からのお墨付きなだけはあるわね。で?そのパワードスーツは一体どういうものなのかしら?」 「ローグのことか。あれはネビュラガスを体内に注入し、このスクラッシュドライバーでクロコダイルクラックフルボトルの中の成分を引き出し、その成分でスーツを形成して装着するライダーシステムだ。」 その直後、ローグのことについて、そう尋ねる麦野に対し、狩矢はスクラッシュドライバーとクロコダイルクラックフルボトルを見せながらそう説明する。 「ネビュラガス・・・最近、『学園都市』付近で発見された超未知なガスと記憶してますね。」 「俺はそのネビュラガスの研究を任されていてな。このローグもその研究の一環で開発したものだ。」
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