ローグVSハードスマッシュ

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「ちょっと見せてみろ。簡単な手当てくらいしてやるから。」 「い、いいわよ!こんなの、唾でも付けとけばすぐに治るって訳よ!!」 「アホか。小さな傷でもちゃんと消毒しておかねぇと菌が入って困るのはおまえだぞ。」 「うっ・・・」 そうして狩矢は慣れた手つきで手当てする。 「・・・ありがとう・・・」 「どういたしまして。しかし、改めてみると凄い数だな。これ、全部、手作りなんだろ?」 「手作りの方が爆弾も仕込みやすい訳だからねぇ・・・結局、私の趣味になりつつある訳だけど・・・」 壁の棚に飾られたたくさんのぬいぐるみを見ながらそう言う狩矢に対し、フレンダは手当てされた指を見ながら、仄かに顔を赤らめながらそう言う。 「おまえ、殺し屋はやめて、ぬいぐるみ屋でも始めた方が良いんじゃね?」 「あ~、一応考えてはみる訳よ。」 「デザインは個性的だが。」 「一言多い訳よ!!」
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