ローグVSハードスマッシュ

8/31
前へ
/136ページ
次へ
暗部組織、『スクール』、アジト・・・ 「クソ仕事、ご苦労・・・おまえらのおかげで『ピンセット』の情報が集まった・・・」 その頃、『アイテム』と同じ統括理事会直轄の暗部組織、『スクール』のアジトにて、リーダーであり、第二位のレベル5である金髪の少年、垣根帝督はそう他の三人のメンバーに言いながら、テーブルの上に広げられた複数のカード・・・佐天から奪ったものも含められた複数の『インディアンポーカー』に手を置く。 「現在の所在は不明なものの二週間後、霧ヶ丘女学院近くにある施設で実験に使用されるのは確定・・・どうやら今回のソースはまともらしい。」 垣根はそう言いながら一枚のインディアンポーカーを手に取る。 「この図面で行くのに必要な計算を」 『待ってください!その前にわたくしにあのフレンダ(金髪)を狩る機会をください!!』 垣根の言葉の最中、顔の下半分を機械的なマスクで覆った黒いツーサイドアップの少女、昨日の戦闘でフレンダに敗北した『スクール』のスナイパー、弓箭猟虎は立ち上がりながらそう進言する。 「おいおい・・・ギリギリ現場に滑り込んだ誉望のおかげで拾った命だろ。すぐに潰すな。」 「・・・」 どうやら彼女は柱にもたれかかっている機械的なゴーグルを頭に着けた少年、誉望万化によってあの大爆発のなか、救出されていたらしい。
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加