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暗部組織、『スクール』、アジト・・・
「クソ仕事、ご苦労・・・おまえらのおかげで『ピンセット』の情報が集まった・・・」
その頃、『アイテム』と同じ統括理事会直轄の暗部組織、『スクール』のアジトにて、リーダーであり、第二位のレベル5である金髪の少年、垣根帝督はそう他の三人のメンバーに言いながら、テーブルの上に広げられた複数のカード・・・佐天から奪ったものも含められた複数の『インディアンポーカー』に手を置く。
「現在の所在は不明なものの二週間後、霧ヶ丘女学院近くにある施設で実験に使用されるのは確定・・・どうやら今回のソースはまともらしい。」
垣根はそう言いながら一枚のインディアンポーカーを手に取る。
「この図面で行くのに必要な計算を」
『待ってください!その前にわたくしにあのフレンダを狩る機会をください!!』
垣根の言葉の最中、顔の下半分を機械的なマスクで覆った黒いツーサイドアップの少女、昨日の戦闘でフレンダに敗北した『スクール』のスナイパー、弓箭猟虎は立ち上がりながらそう進言する。
「おいおい・・・ギリギリ現場に滑り込んだ誉望のおかげで拾った命だろ。すぐに潰すな。」
「・・・」
どうやら彼女は柱にもたれかかっている機械的なゴーグルを頭に着けた少年、誉望万化によってあの大爆発のなか、救出されていたらしい。
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