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「さて、まだ『学園都市』内ではあまり存在が知られていないハードスマッシュを撃破した無能力者・・・君はどう診るかね?ベール君。」
「十中八九、俺と同じ所から来た奴だろうなぁ。もしかすると、俺の知り合いかもしれねぇ・・・」
垣根が去っていった後、静かにそう尋ねる幻生にそう答えながら、全体的にワインレッドのスーツに背中には暗い銀色の煙突のようなアーマーが四つ付き、胸にも紫の蜘蛛を模したマークが大きく付いた暗い銀色のアーマーがあり、目の部分は紫の蜘蛛を模したゴーグルで覆った、一見、ライダーのようにも見える怪人が音もなく現れる。
「ほぅ・・・じゃあ、その無能力者の件は君に任せて良いかな?」
「あぁ。この『シャドウベール』に一旦任せてくれ。木原博士。」
「フフ・・・期待しているよ。」
自信ありげにそう言う蜘蛛怪人、シャドウベールにそう言いながら幻生もその場を後にする。
「ククク・・・再会の時を楽しみにしているよ。狩矢・・・」
その場に一人残ったベールは不敵な笑みを浮かべながらそう言った。
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