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「まっ。引退って言ってもほとぼりが冷めるまではここで入院と称して身を隠していてもらうけどな。面倒くせぇけど今、あんたが通っている枝垂桜学園には復学できるように手配はしといてやるよ。」
「え?え?」
「じゃっ。後のことはカエル顔の医者とゴーグルを着けた四人の茶髪女子中学生と要相談な。特に女に必要なものとかは女子中学生共に頼めばなんとかなるだろ。」
「ちょ、ちょっと待ってください!!どうしてそこまでしてくれるんですか!?」
そう言いながら病室から出ようとする狩矢に対し、猟虎は慌ててそう尋ねる。
「はぁ~・・・面倒くせぇな。確かにあんたを生かした理由の大半はフルボトルの出所を聞きたかったからだけど、それで生かした奴が勝手に何処かで死なれんのも面倒くさかっただけだ。まっ。ここから先の人生はあんたのもんだからどうしようがあんたの勝手だが・・・」
対する狩矢はそう言いながら、振り向きながらガトリングフルボトルを握った右手の人差し指で猟虎を指差す。
「もし、暗部に戻ってまたこいつに手を出した時は容赦しねぇ。」
「!?」
「じゃあな。」
狩矢はそう言いながら病室を後にした。
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