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ブロロロロロッ!!
「ふぅ~・・・風が気持ちいい訳よ♪」
「で、先ずは何処行くんだ?」
「まぁ、とりあえずは服が欲しいって訳よ。後、サバ缶。」
「じゃあ、セブンスミストに行くか。」
そうして二人を乗せたバイクはセブンスミストへと向かう。
「・・・さっきから思ってた訳なんだけど、女の子が後ろから抱きついているっていうシチュエーションに結局、何も感じない訳?」
「?まぁ、妹に抱きつかれてる感じだな。」
「妹!?」
「・・・なんだよ?」
「べ、別になんでもない訳よ!!///」
フレンダは顔を赤らめながら、そう言いながら狩矢の背中に顔を埋(うず)める。
「?」
(・・・温かい・・・村城の背中って意外と大きいからホッとする訳よ・・・)
対する狩矢が首を傾げながら運転するなか、フレンダは狩矢の温もりを感じる。
(・・・『妹』・・・か・・・結局、こいつは私のこと、そういう対象には見ていないってことな訳よね・・・)
そう思った瞬間、フレンダの胸が切なくなった。
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