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セブンスミスト・・・
「んで、服買うって言ってたが・・・」
「う~ん・・・それじゃあ、これとこれとこれ・・・」
「・・・おまえ、それ全部、男物じゃねぇか。しかもサイズが合ってないような・・・」
「何言ってるのよ。村城。これはあんたの服だから結局、私とサイズが合わなくて当然な訳よ。」
「9860円になります。」
「は?」
「じゃあ、あそこで試着してみて。」
フレンダはそう言いながら買った服を狩矢に手渡し、近くにある試着室に押し込む。
「・・・面倒くせぇ・・・」
数分後・・・
「着てみたぞ。」
そう言いながら出てくる狩矢の格好は黒のジーンズに紫のTシャツ、黒いスカジャンに左胸にはワンポイントなのか、可愛くデフォルメされた紫の瞳の白いワニのワッペンが付いていた。
「うんうん。流石は私のセンスな訳よ。」
「自画自賛かよ。っていうかおまえの服を買うんじゃねぇのかよ。」
「ふっふぅ~ん。結局、誰も『私の服だけを買いに行く』とは言っていない訳よ。村城もたまにはオシャレくらいしないと。」
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