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「昌人、あんたの相棒連れてきたわよ」
「……使えない奴はいらない。と言うかまた犬を拾ってきたのか」
犬って…もしかして俺…?
俺は不思議に思い、首を傾げる。
「いつも拾ってくるだけ拾ってきて、世話は全部俺に押し付ける…いい加減にしてくれ」
「あら、使える犬なら良いんでしょ?」
「どう見ても使えないだろ」
「あらあら…どこを見てそんな事ほざいてるのかしら?この甘いルックス!ぽわんとした雰囲気!イケるでしょ?」
がしっと俺は薺さんに抱きつかれる。
ずるずると引きずられ、昌人と呼ばれる男にさぁよく見ろとばかりに突き出される。
「お前の好みは知らん」
「好みだけど!それで連れて来たんじゃないわよ、あんたの仕事の相棒には良いんじゃない?」
さっきも言ってたけど…仕事の相棒…?
俺がこの人の…?
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