第1章 はじまりの朝

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「えっと…まず…うん?何て読むんだ??」 眉と口をひそめて手紙と睨めっこしている僕を見ておばあちゃんが 「アマゾライトって読むのよ。日本という国の言葉みたいね」 と一言。 「にっぽん‥‥?」 僕はこの時きっとかなり間抜けな顔をしていただろう。 「そう。そこの店主は昔その国の人に助けて貰ったそうで、感謝を伝える為に言葉を覚えたんだって」 「へぇぇ!知らない事だらけだ‥‥!」 「あなたはこれからそういったことを沢山学びにいくんだからいいのよ。さあ、学業品はもっとずっと先にあるから頑張って歩かなきゃあねぇ」 そう言うとおばあちゃんはゆっくり歩き出した。
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