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グゥワッラ!グゥワッラ!
ギョロッとした目玉が落ちんばかりの勢いで、目覚ましスライムがいつもの様に鳴いている。
それでも中々起きない僕の癖っ毛でクシャクシャな頭の上に容赦なく目覚ましスライムは乗ってくる。
冷んやりしてて冷たい。。
今は暑い時期だから気持ちいいけど雪の降るような寒い時期ののしかかりはとても効果的だ。
スライムが僕の頭を包んで酸欠になる前に起きなければ‥‥。
とまだ覚醒していない頭でベッドのサイドテーブルに置いてあるカレンダーを覗き込む。
今日は僕の10歳の誕生日だった。
それを見た僕は途端に目が覚める。
そう!僕は今日この時を心待ちにしていた!
僕は今日ついに10歳になった!
ついに!ついに!!憧れのダンジョンアカデミーに入学出来る年になったんだ!!
それから僕は慌てて自分の部屋を飛び出して階段を駆け下りた。
あまりに急いでいたので途中で転げ落ちたけどおっちょこちょいでよく転ぶ僕の為に家中におばあちゃんが敷いてくれた絨毯があるから平気。
転がり落ちながら僕をここまで育ててくれた大好きな祖母に向かって大声で叫んだ!
「おばあちゃん!おばあちゃん!!僕今日からアカデミー1年生だ!!」
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