第1章 はじまりの朝

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******* ここはダンジョンの街。 デロスペルマ。 元々この地帯は全域、砂漠しかなかったらしいんだけど1番最初にこの場所に辿り着いた誰かが今やこの街になくてはならないあのダンジョンを見つけてここまで街や文明を発展させてらしいんだ。 元々ここら一帯は砂漠だったせいか植物や動物を自力で育てる事が出来ない。 そのおかげで僕達は生きる為に必要とする全てのものをダンジョンから賄わなければいけないんだ。 初めからあったのか、途中で出来たのか。 あのダンジョンについての起源や構造、成り立ちなどダンジョンについての一切の事を知る人は誰もいない。 噂ではダンジョンの最上階に行けばその起源の事も全て分かるらしいんだけど。。 未だに最上階に到達した人はいないのでその真偽すら分かっていない。 分かっているのは僕達はダンジョンと共に生活していかなければならないという事だけ。 だけど街の住人の生活は充分満たされ潤っているから何の不安もない。
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