第1章 はじまりの朝

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薬草学!治癒魔法! 僕が1番やりたかった科目だ! 1年生で治癒魔法が学べるなんてサイコーの学校なんだ!! 喜びのあまり手紙を振り回してしまったらしく残っていた最後の1枚が封筒からハラハラと滑り落ちてきた。 キャストライト市場への入場許可証だ。 これから行く場所の入場許可証を忘れるわけにはいかない! 僕は慌てて許可証を拾って手紙一式に再度封をしてリュックのポケットに入れる。 そのタイミングでゆっくりとした優しい声が僕を呼んだ。 「トリー、お待たせ。さあ、買い物に出掛けましょう」 「うん!僕もう待ちきれないよ!!」
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