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「真琴、俺の服はどれ?」
「ん?あー今はないね、代わりに僕のを着てて」
あれから数日経ち、同居生活にも慣れ始めてきた。が、先の会話のようにずっと真琴の服を借りている。与えられてばかりでなにも出来ていない。最初の恐怖もあり、あまり強気に出れないということもある。
「それ、この前も言ってたような」
「え?なんか言った?」
「。。ううん、なんでもない今日はいつ頃帰ってくるの?」
「たぶん、夜くらいになるからご飯は先に食べてて」
「わかった」
あれからというもの真琴は体の関係を迫ることはなかった。本人としては嬉しいがこれまでの態度と相まって少し混乱する。
(なんで一緒に住もうなんて言ったんだろ。。)
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