双剣の将

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「はい、分かっています。 アルミスさんの知りたい事は。」 「そうか、それなら教えてくれ。 俺は彼の助けがなければ、死んでいたんだろ?」 「はい、その通りです。 そして、レミルさんもリュートが運命を改変していなければーー。」 シオンは言葉を最後まで続けずに、口を閉じた。 だが、アルミスはシオンが言わんとした事に理解し「やはり、そうだったか....ありがとう。」と満足げに頷く。 そして、アルミスは続け様にシオンへと問い掛ける。 「後、一つ教えてくれ。 君が今為そうとしている事は、彼を為かーー?」 薄暗い空を見詰めながら、何時になく真剣な表情で問い掛けるアルミス。 そんな問い掛けにシオンは、迷いなき瞳をアルミスへと向けながら、無言のまま頷いた。
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