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これは出会って、僅かの冬にした会話記録です。
※暴力表現を含みます
※私の口の悪さには触れないでくださいませ
※一部、危険な魔法が使用されているので 【】と表現されている箇所がございます
d「……トカゲでも食べるかい」
s「…話しかけ……る…な」
d 「おうおう怖いねえ……助けて貰ってそれかい」
s「貴様…に…助けられた………覚えは…無い…貴様が…勝手に…連れて…」
d「はいはい~それでいいよもう。あ、でも」
s「で……………も?」
d「出会った時にいきなり襲いかかって私にボロ負けしたの……誰だったけな?」
s「ぐっ….……貴様…卑怯……な…」
d「ふっふ~ん♪ 」
s「…………ん?」
d「どした?」
s「貴様……何故…その力…を持っ…て…こんな辺境…に……」
d「飽きちゃったのよ」
s「飽きた…?俗世間に…?」
d「だって私って数百年生きてるでしょ?で、何度も争いとかを見てる内にね……虚しくなっちゃって」
s「しかし……ここでは花も…咲かん…」
d「そこ!それでお願いがあるの!」
s「願い…だ…と…生憎願いは…」
d「私ね…桜が見たいの。いつかね…あの窓から桜が見えたらいいなって! だから何年後でもいいからさ、桜咲かしてくれんかなっと」
s 「……無理だ」
d 「なんで!」
s 「俺には…力が…足りん…俺は所詮敗者だから」
d「もーしょうがないなー!」
d「ミラ【 】ズ!」
s「……暖かいな」
d「ね?元気出たでしょ?だからこれか…ぐっ」
s「おい…大丈夫か? 熱出てんじゃねーか」
d「ははっ……無理みた………い」
s「おい…おいっ!」
s 「……なんなんだ此奴は」
会話終了
結果として私は慣れない魔法の使用で五時間程、寝込んでしまいました。( 多少、幻覚と嘔吐も含みます) しかし、初めての仕事だった様です。
後後大変だったと怪物は語っています。
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