10 真田と太巻

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10 真田と太巻

 自分のしでかしたことへの償いを行うため、太巻は真田の姿に戻り、定期券を手に入れる。次郎は定期の署名が息子のものであることに気づく。彼は小西奈美から人造人間の話を聞く。 「先生は仮面ライダーのショーに行けないことを憎んでいらした。だから、あんなバケモノを造り出したんです」  そうしている間、真田は実験室に戻って薬を服用し、元の姿に戻った。次郎は実験室の中にいる真田を見かけ、真田が何故、怪物みたいな太巻と知り合ったのか興味を持ち始めた。 「あなたに聞きたいことがあります、僕を最初にそそのかしたのはあなたですか?」と真田は尋ねる。次郎は怒って、「今度そんな弁解をしたら娘と離婚してもらう」と、言い返す。  これを聞いた真田の怒りは頂点に達し、突然次郎の目の前で薬の力も借りずに太巻に姿が変わってしまう。次郎は中庭に逃げるが、真田に捕まり、鉄パイプで撲殺される。真田はアパートに戻り、自分につながるであろうあらゆる証拠を隠滅した。数分で警察から逃れ、真田の姿に戻ることのできる薬を飲める実験室へ帰った。
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