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「兄さん...」
「あらあら?お兄さんの夢を見てるのかしら」
江良木は小さな店主さんを軽々とお姫様抱っこすると4人席に運び寝かせた。
毛布をかけて、それを向かいの席から見ていた。
まだ明るい時間だから、酒目的の呑んべぇさんな蟲力者は来ない。
少しの休息時間だ。
「寝顔はまだまだ子供ね、でも...色々背負いすぎよ...そんなに背負い込む事ないわ...」
江良木はスヤスヤと寝る廻裏りこに向かってそう言った。
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