0人が本棚に入れています
本棚に追加
また派手にやったわね
江良木陽月は黒いスーツをピシャッと着こなしていた。
彼はイケメン好きとか言っているが、こうしていると普通に彼自身も中々の美男子である。
やっていることは別にして...
「...この子失踪届け出てた子だわ」
腐乱した死体を見るなり江良木は言った。
烏丸部隊がやったのだろう、首を一突きだ。
「からすちゃん...まだこんな残虐な...」
「あとは、アタシがやっておくから、貴方達は先にBACCANOに戻っていていいわ、店番よろしく」
BACCANOというのは、江良木がオーナーをしているBARの事だ。
江良木は定期的に街を巡回しては、このような死体を探し、自分の蟲力で火葬している。
「守ってあげられなくてごめんね」
最初のコメントを投稿しよう!