からすちゃん

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また派手にやったわね 江良木陽月は黒いスーツをピシャッと着こなしていた。 彼はイケメン好きとか言っているが、こうしていると普通に彼自身も中々の美男子である。 やっていることは別にして... 「...この子失踪届け出てた子だわ」 腐乱した死体を見るなり江良木は言った。 烏丸部隊がやったのだろう、首を一突きだ。 「からすちゃん...まだこんな残虐な...」 「あとは、アタシがやっておくから、貴方達は先にBACCANOに戻っていていいわ、店番よろしく」 BACCANOというのは、江良木がオーナーをしているBARの事だ。 江良木は定期的に街を巡回しては、このような死体を探し、自分の蟲力で火葬している。 「守ってあげられなくてごめんね」
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