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・・・・。
「八月二十五日。
さいきん、お父ちゃんとお母ちゃんはけんかばかりするようになった。
お父ちゃんはわたしのふでばこをつかんで、お母ちゃんをなぐった。お母ちゃんはないていた。」
・・・・。
「八月二十八日。
きょうもお父ちゃんはお母ちゃんをたくさんなぐった。
わたしがやめてといったけど、ぜんぜんきいてくれなかった。
お母ちゃんがなきはじめると、お父ちゃんはいえを出て行った。」
「八月二十九日。
ばんごはんは、お母ちゃんとわたしの二人だけだった。
お母ちゃんは、"もうお父ちゃんはかえって来ないからね"とわたしに言った。
わたしが、なんで?ときくと、"だまってたべなさい!"とおこられた。」
「八月三十日。
夏休みのしゅくだいをあまりしていなかったので、
お母ちゃんにびんたされた。
お母ちゃんにびんたをされたのははじめてだったから、びっくりした。」
・・・・。
「九月二日。
学校からかえって来るのが五分おそかったから、
お母ちゃんにふとんたたきでなぐられた。」
「九月三日。
おさらあらいをてつだっていたとき、おさらをわってしまったので、
またふとんたたきでなんどもなぐられた。」
「九月四日。
よる、テレビを見ていたお母ちゃんに"お母ちゃん"とよんだら、いきなり、
わたしのふでばこをつかんで、なんどもなんどもなぐられて、にわにおいだされた。
やさしかったお母ちゃんがお父ちゃんになった。」
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