第2章 結婚式でサプライズ

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 病気のふりして寝込んでいるおばあさん。 「その大きな耳はどうしたんだい?」  狼は甲高い声を上げて答えた。 「これは狼除けの髪飾りなのよ」 「その大きな口はどうしたんだい?」 「狼が怖いからお面をつけているの」 「じゃ、お面を外してこっちへおいで。可愛い顔を近くで見せておくれ」  この時、狼はありったけの力を振り絞っておばあさんに襲い掛かった。  でも、あえなくやられてしまい絶体絶命。魔女の力は圧倒的な強さだった。  捕まってしまった狼は鎖に繋がれてお仕置きをうけた。  身体中の毛をむしり取られて、火あぶりにされそうになり、まさに絶体絶命の大ピンチ。  そのころ、お花畑で目覚めた赤ずきんは野兎やリスから魔女の話を教えて貰っていた。この土地の領主だった狼が赤ずきんを助けるために魔女を倒しに言ったと聞かされた。赤ずきんは狼を助けるために森中の動物たちの協力を得て悪い魔女を倒そうともちかける。生贄を食べなければ一番弱くなっている魔女を倒すことができる、と考えた赤ずきん。自分の身体に渋い果物の蜜を塗りたくり、おばあさんに変装している魔女のところに乗り込んだ。  隠し部屋から慌てて出てきた魔女は、病気のおばあさんのふりを続けて赤ずきんを傍へと呼んだ。 「おやおや。赤ずきん・・・見ない間にすっかり大人に成長したもんだね」 「おばあさんは、どうしてこんな昏く危険な森に一人で暮らしているの?」  それはね…
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