第3章 結婚式後もサプライズ

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 夏鈴が唇を噛みながら、喉の奥から絞り出すような呻き声を上げた。そして、オクターブ上の甲高いか細い悲鳴を上あげて反り返った。俺は起き上がってそのままシーソー式に夏鈴をソファに仰向けにした。そして、イキきれてない彼女のナカでもう一度解き放った。  お互いに放心していると、チャイムが鳴る。ハッと我に返ると、慌てて事後処理を始めた。俺はドアの前まで行って「すいません! 五分待って下さい!!」と叫んだら、「かしこまりました」って返事が聞こえてきた。  夏鈴はバスルームに行って乱れを整えていた。さっきまでふしだらなことをしていたとは思えないぐらいに、きちんとする。 「大丈夫?」 「うん…。ちょっとやり過ぎたね」 「スッキリした?」  鏡越しに俺を一瞥した夏鈴は口紅を塗り直しながら、「全然足りないってば」といった。  濡れたタオルで俺の顔や首についた夏鈴の口紅を拭きながら、俺はぼんやりと夏鈴を見ていた。 「すっげぇ」 「それ以上言わないで良いから」
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