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でも、そんな時に幸か不幸か、金子さんと一緒になる事が、多くなった。 「三浦さん。」 「はい。」 後ろを向くと、金子さんが私の隣の席に座った。 「来週からですまないんだけど、今度のイベントスタッフ、募集人数が多いんだ。一緒に、人材集めしてくれない?」 「分かりました。」 金子さんはそれだけ言うと、席を立ってしまった。 帰りがけに、小百合とアイコンタクトを取って行く。 そんな二人を見る度に、私の胸はズキッと痛む。 「紀之は、雪歩の事頼りにしてるのね。」 急に、後ろから小百合の声が聞こえた。 驚いて、席を振り返ると、小百合は私をじっと見ていた。 「ううん。ただ人手が足りないからだよ。」 「でも、直接言いに来るのは、そう言う事でしょ?」
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