episode.1 君という人

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朝から日差しが強い。 もうすぐ夏だ。 「おはよ♪ 」 「おはよう」 相変わらず朝から元気だな。 朝が弱い俺には辛い時間帯だ…。 「体調は良くなった?」 「まぁ…それなりに」 「何日か休んだから心配だったよ… 」 「ごめんな」 あの日から少し体調が悪かった。 彼女には、風邪が悪化したとしか伝えていない。 身体の一部が悪い… そんなこと言えるわけがない。 できれば、このまま普通に生活していきたいから…。 「秋斗? 」 「うん? 」 「なんかぼーっとしてたから」 「そんなことねーよ」 いつものように、彼女の頭をくしゃくしゃにする。 これができるのもいつまでなんだろうか。
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