嘘つき 2

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それから千春くんに毎日のように 話しかけたが 千春くんはびっくりした顔をした後 黙って俯いてしまう そんなある日先生が僕に 「一人で何話しているの?」 と聞いた 「僕、一人じゃないよ」 先生は目を見開いた 「じゃ、じゃあ誰と話しているの?」 「千春くんとだよ」 周りにいた人が いっせいに僕を見た
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