絶品っ! 希少種料理!

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「わわわっ!」  ―――ガガガッシャーンッ!  咄嗟にスカートの前を抑えた為に、持っていた食器を全て床に撒き散らしてしまったのでした!  「……メルー……またかい?」  幸い持っていた食器は木製の物……以下略。  そう言えば昨日の昼にもこんな事が……。 「ううー……直に片付けるから待っててー……」  恥ずかしいやら情けないやらで、浮かんで来た涙で視界を曇らせながら、私はすぐにその場で散らかった食器を拾い出しました。 「ちょっ! メルッ! だからスカートッ!」  その場にストンとしゃがんでしまっては、丈の短いメイドスカートの中が正面に居るグリンには丸見えです! 「きゃ……きゃーっ!」 「ちょっ、まっ……へぶっ!」  彼の言葉でそれに気付いた私は、手に持っていた木製の皿を円盤の様に投げつけ、それは狙い違わずグリンの顔に……以下略。
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