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「そうだよ。だから早く食べよう」
「……うんっ! ありがとうっ!」
再度料理を進めるグリンに、私は満面の笑みで答えて料理に手を付けました。
―――お……おっいし―――っ!
まずは「希少種の肉」が料理自体の質を引き上げているのに間違いありません!
グリンの料理が美味しいのは間違いないのですが、素材の旨味を最大限引き出しているグリンでもやっぱり限界があります。
だけどその限界値が高ければ、単純にその旨味も更に高みへと昇華されるのです。
それがグリンの手に掛かれば、足し算ではなくまるで乗算されたかのように別次元の旨味へと変わってしまうのです!
「ステーキ」「スモーク」「ロースト」……他にも趣向を凝らした様々な肉料理はどれも今までに食べた物とは比較にならない程の美味しさでした!
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