新しい薬のお味は?

1/6
前へ
/193ページ
次へ

新しい薬のお味は?

 私は意を決して瓶の蓋を開け、その縁を唇へと運びました。  何だか禍々しい飲み物の様にも思えるのに、不思議と臭いは一切しません。  ―――そして私は、勢いを付けて瓶の中身を一気に(あお)りました!  ドロッとした液体が舌に触れ、そのまま喉へと達し通過して行きます。  そして次の瞬間!   ギュッと閉じていた私の目が薄っすらと開きました。
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加