乙女ゲームのその後に転生しまた。

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私には、不出来な弟4人と天然母(王妃)、そして我が子と天然正妻にとても甘い父(国王)がいる。 この天然王妃と国王は私が生前やっていたゲームの主人公と攻略キャラである。そのゲームの内容が実に興味深いものだった。まず、そのゲームには攻略すべきキャラクターは王子一人である。平民である主人公が王子に恋に落ち、王子に振り向いてもらうために努力する物語である。 私はそのゲームで結ばれた二人の第一子として生を受けた。 そう、私の父と母は恋愛結婚なのだ。天然の母は政治もお茶会も国際的な接待も平民出身ならではの独特さが言動に出る。しかしそのことに対して母に甘い父は新しい風などと抜かしてる。 いい加減しろ。宰相も他国の外交官も困ってんだ。自分の仕事くらいちゃんとしてくれ。 した仕事で褒められることは、他に側妻が2名いるが文句も言わず、また正妻として王子を2人産んだことだ。しかし、王子が4人もいても、政権争いに巻き込まれる。そして、まだ幼いといえど王子たちの出来は正直言って、問題であることが明らかである。まず、甘い父に育てられた子供たちは自由に暮らしている。勉学を怠り、城下町に出かける。それだけで済めばよいが、そのせいで敵対国や政権争いの貴族たちの殺されかけるわ大変迷惑である。 だから私は決めたのだ。私は強く厳しく賢く、王族の姫として恥じないように暮らす事を。そう、私はこの国の王族の鞭のなることを決めた。そのせいでたとえ婚期が遅れても構わない。 このアイリス王国の甘々な国王と王妃の姫に転生した私、ノア・ロディ―ド・シュバルツが王子たちの更生に挑む話である。
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