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ん?
体を起こして七翔君の顔を覗き込むと、幸せそうに微笑んでいた、
「どうしたの?」
「なんだか嬉しくて」
「嬉しい?」
「はい。あの……志季さんに抱いてもらって幸せで……」
うわ、なんだこれ。頬を染めながら小さく呟く七翔君が可愛すぎる。
前から可愛いって思ってたけど、今日の七翔君は輪をかけて可愛い。
あれ、なんで…。
どちらかと言うと淡白な方のに、自身が元気になるのを感じた。
いけないと七翔君から離れようとしたが、失敗してしまう。
俺に触れた七翔君ははっと息を飲んで目を伏せた。
この反応は完全に気づかれたな。だけど、初めての七翔君に2回目を強要するなんてできない。
「どこに行くんですか?」
「うん、ちょっと……。すぐに戻るから」
七翔君の頭を撫でてベッドから出ようとすると、腕を掴まれた。
「一人で処理するんですか?」
「まあ……」
「それが志季さんの優しさだって分かっていますが、やっぱり寂しいです。だから……僕にしてください」
「いいの?」
「はい」
上目遣い、ズルすぎる。
再び七翔君にキスをし、まだ柔らかいそこに指を入れるとすぐに奥まで飲みこまれる。
これなら大丈夫か。
「入れるよ」
「はい。ふぁっ……」
あっという間に根本まで埋まり、更に奥を突くと。
「ん、深いっ。やだ、おかしくなりそう」
潤んだ目でイヤイヤをするように首を振る七翔君がなんとも艶かしい。煽りに煽られた俺は七翔君を朝まで離してあげることが出来なかった。
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