狼さん、ご一緒しましょ

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 むかしむかし、7匹の子山羊たちがいました。  子山羊たちのお母さんは出かけてしまいましたが、そのとき、こう注意しました。  「狼が来ても、開けちゃいけませんよ」  子山羊たちは良いお返事をしました。  お母さん山羊が出かけたのを見て、狼は子山羊たちがいる家にやってきました。  声が違うと言われてチョークを食べ、手が茶色いと言われ小麦粉で真っ白にすると、子山羊たちはお母さんだと思い、ドアを開けてしまいました。  子山羊たちは隠れました。  1匹目は、机の下。  2匹目は、ベッドの中。  3匹目は、ストーブの中。  4匹目は、台所の戸棚の中。  5匹目は、洋服ダンスの中。  6匹目は、洗濯桶の中。  7匹目は、大きな時計の中。  6匹は狼に丸のみされてしまいましたが、お母さん山羊が帰ってくると、最後の一匹の子山羊は、狼のことを話しました。  お母さん山羊は、お腹いっぱいになって寝ている狼を見つけると、そっと近づき、そのお腹を裂きました。  そこから6匹の子山羊たちが無事に出てくくると、狼のお腹に大きな石を詰め込みました。  起きた狼は喉が渇き、川へと向かいます。  お腹が重くなってしまった狼は、そのまま川に落ちて、流されてしまいました。  めでたし、めでたし。  そしてここにも、そんな可愛い復讐劇を考えている影がありました。  さあ、狼に復讐する時間だ。
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