01(始まりは突然に)

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 彼(竹下ナイト君)は小学生から高校生まで、サッカー、柔道、水泳、卓球、テニス、バスケ、ゴルフをしていた。  スポーツが楽しい! と常日頃言っていた。イケメンで勉強もできて、性格も優しい人。スクールカーストの頂点だった。  私(鬼頭派レツ)は竹下君の事が好き。ずっと同じクラスで傍らから見ていた。そして、高校3年生、卒業式の後に思いきって告白してみる。人気のない体育館の裏で。  答えは…………。 「これから皆と打ち上げでカラオケ行くって、忙しい時に呼び出しておいて。お前、その程度の顔で俺と付き合いたいの? 寝言は寝て言え」 「えっ?」  いつもの優しい、竹下君じゃない…………。私は無敵可愛いとまでは言わないけど、クラスの女子を見回しても、私は上の中くらいかな? 竹下君はブス専なのかな? 「ヤらせてくれたら、考えてもいいよ」 「ヤらせてってセックスの事? …………いいよ。抱いても」 「お前みたいな、ブスは股くらいしか価値ないからな」 「えっ? 私がブス!?」 「イイ人を演じるのは疲れるんだよね。本音を言わせてもらうと、お前はブスの部類だ。名前何だっけ? 何組の人?」 「私のバージンを何だと思ってるのよ!」  私は怒りとドキドキで混乱してる。同じクラスだったでしょ! 名前は鬼頭派レツだよ! それに私のパパと竹下君のお父さんが仲良いの知ってる。  竹下君は壁ドンしてきた。キッ……キス?  しかし、竹下君は私の胸を揉んだ。 「おっぱいだけはデケえ。Eカップ? Fカップ?」 「Fカップだよ。それより、先にキスでしょ?」  竹下君は童貞? ムードもへったくれもない。  すると、竹下君は私のセーラー服のインナーに下から手を入れてきた。 「汗掻いてるな。ヌルヌルだ」 「緊張するし、暖かくなってきたし。それより、キスは?」 「俺、聖なるおっぱい聖人だから」  竹下君の左手が下からブラまで来る。そして…………手がブラの中に到達する。生で胸を揉まれる。乳首を指で挟まれるのが、くすぐったい。 「誰か来たらどうするの?」 「別にいいじゃん。オーラルで抜いて」 「えー」  フェラってヤツ? 抵抗あるなぁ。竹下君はズボンのチャックを下ろして、ギンギンのペニスをむき出しにした…………。  竹下君は包茎だった。 「私、帰る。サヨナラ」 「ちょっ、待てよ。抜けよ!」
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